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とか、いうような欠点もある。そのため、横風の強いときには、場外へ流れて危険である。しかし、パラシュートの作り方によっても、横へ流れるのを防止することもできる。継ぎ方も、3−24図のイがもっともよく用いられている。

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スリープの作りかた

 

スリーブ
スリーブは、3−25図のような銅または軟鉄(ガス管)のパイプを材料とし、市販の圧着工具を用いて作る。破断試験の結果、1か所1,200〜1,300kgの抗張力がある。
スリーブの実例を挙げてみよう。3.5mm索用の西ドイツ製スリーブの形や寸法を3−26図に、立教大学航空部に使用しているものを3−27図に示した。これらの寸法は、使用する索の径の1.17倍をスリーブの内径Dとして定め、これから算出したものである。

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西ドイツ製曳航索用スリープ

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立教大学航空部で使っているスリープ

 

 

 

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